Azureのストレージは、レプリケーションの設定を変更する場合に気をつけることがある。
どういうことかと言うと、現在の設定から変更後の設定にできるのか?ということだ。
レプリケーションの種類
まずおさらいだが、Azureのストレージにおけるレプリケーションの種類は大きく分けて4つある。
簡単に説明する。(これに加えて、GRSとGZRSは読み取りアクセス可能なオプションがあり計6つ)
- LRS(ローカル冗長):1カ所のデータセンター内で冗長を組んでいる
- ZRS(ゾーン冗長):1つのリージョン内にある複数のデータセンターで冗長を組んでいる
- GRS(geo冗長):対のリージョンと冗長を組んでいる
- GZRS(geoゾーン冗長):リージョン内にある複数データセンターと対のリージョンと冗長を組んでいる
レプリケーションの変更について
そして、この4つのレプリケーション設定がお互いに変更できないやつがあります。
まずは、図を作ったのでこちらを確認ください。
図の説明をしますと、
- 縦同士は、CLI操作で変更ができます。
- 横同士は、サポートに依頼 or GUI操作で変更できます。
- 斜め同士は、直接変更できません。一旦、縦の変更か横の変更してください。
という感じで、ひと癖あるんです。
縦同士は、CLI操作で簡単にできるのでazure-cliのコマンドを調べれば自分たちでできます。
横同士は、一部対応しているリージョンはGUI操作で自分たちで変更できます。しかし、対応していないリージョンではサポートに問い合わせしないと変更できません(2023年02月現在)。面倒ですね。ここは今後対応地域が増えること願って待ちましょう。
そして、一番面倒なのは斜め同士です。これらは直接変更ができないため、縦の移動をCLI操作してから横の移動をサポートへ依頼するといったルートになります。
こういう問題が出た時は、対リージョンでの冗長の変更は楽。複数のデータセンターでの冗長は面倒。と覚えときましょう。
以上。
こちらで勉強中!
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